【今回の取材地】
総人口:39,207人
人口密度:250人/㎢
隣接自治体:石岡市、土浦市など
(2023年12月1日時点)
生産者たちと創る特別地域体験
かすみがうら市には、さまざまなアクティビティやイベントがあることを、皆さんはご存じだろうか。それらの多くは、地域の生産者や事業者たちと強く結びついている。
この動画を見て、「行ってみたい!」「やってみたい!」そう感じたのなら、かすみがうら市へ出かけてみよう。魅力あふれる生産者の皆さんと交流すれば、きっとかすみがうら市のファンになることだろう。
【ロードバイク】
霞ヶ浦の周囲は平坦な道が続き、高い建物も無いため、風が心地良い。
ロードバイクの貸し出しや、至る所に駐輪場が整備されていたりと、
サイクリングを楽しめる環境が、かすみがうら市には行き届いている。
そのため、世代を問わず多くのサイクリストたちが、中心地である歩崎公園を訪れる。
霞ヶ浦を一周する「かすいち」はサイクリストの中では有名。
【農事組合法人アグリ藤井】
レンコンといえば茨城県。生産量の全国のシェアは50%にも及び、霞ヶ浦を囲うようにレンコン畑が集中して広がっている。
アグリ藤井を営む藤井さんは、その中でも一際大きなレンコン農家だ。
「何事もおもしろくなければいけない」「多くの人にレンコンを知ってもらいたい」
と、ホストとしてサイクリングイベントに参加する思いを語ってくれた。
【帆引き船】
霞ヶ浦の夏から秋にかけての風物詩として、観光帆引き船が代表的だ。
もともと帆引き網漁を行うために考案された船だが、エンジンを搭載したトロール船が主流となったことで、帆引き船の運行目的は観光と網漁技術の継承へと変化した。
運行している観光帆引き船は霞ヶ浦の陸地からも、その姿を見ることができるが、随伴船からカモメと一緒に観る帆引き船は壮観だ。
【お芋屋さんのお店・サンパタータ】
農産品生産・加工・販売の株式会社ひのでや が運営する「お芋屋さんのお店 サンパタータ」は、栄養豊かで美味しいさつまいもを栽培するために、土壌づくりから取り組んでいるさつまいも農家だ。収穫体験で獲れたさつまいもはどれも人の顔ほどの大きさがあり、掘り取る度に体験参加者たちの大きな歓声が上がっていた。サイクリングイベントのホストを務めた佐賀さんは、参加者たちとのコミュニケーションを大切にしており、さつまいもの品種やその特徴について、熱心に説明してくれた。
【有限会社山野水産】
鯉やナマズの養殖販売や水産物の加工販売を行っている山野さんは「高品質で安心安全」を目指し、こだわりを持って生産していることが広まってほしいと、精力的に雑誌などのメディアに露出し、情報発信に力を入れている水産業者だ。
「ホストとしてイベントに参画することで、他業種の人と繋がることができる。それが醍醐味だ」と言う山野さん。参加者に対して細やかで丁寧に説明する姿に、人と人との繋がりをとても大切にしているのだと感じた。
【CAMPiece かすみがうら】
廃校となった佐賀小学校の跡地をキャンプ場として活用し誕生したCAMPieceかすみがうら。その校長先生である古峰さんは、キャンプ場を開設するにあたって訪れた、かすみがうら市に魅了されたことで地元を飛び出し、今ではかすみがうら市の一員に。キャンプ場は学校としての姿を保ちながら、子供も大人も楽しめる遊び場としての機能が満載。2022年7月にオープンして以降、地域の人に支えられながら、新たなアクティビティ施設として注目を浴びている。ノスタルジックな雰囲気と、子供たちを安心して遊ばせられる環境に、リピーターが後を絶たない。これからの発展が楽しみだ。
【古民家 江口屋】
明治後期に建てられた元造り酒屋の趣ある建物を、地元の名工たちの手により生まれ変わらせ誕生した、ゲストハウス古民家「江口屋」。近隣には、ナショナルサイクルロードに指定された、つくば霞ヶ浦りんりんロードや、霞ヶ浦、歩崎公園があり、観光はもちろん、ワーケーションや宿泊にも利用することができる施設として知られている。
サイクリングイベントでは、レンコンやシラウオなどの地元の食材を活かしたディナーが振る舞われ、イベント参加者たちに、かすみがうら市の魅力を余すことなく届けた。かすみがうら市を代表する施設の一つだ。