美しい色を求めて。藍農家の手仕事

三重県

ライター：平間達也

【今回の取材地】

面積：623.58㎡
総人口：154,734人
人口密度：248人／㎢
隣接自治体：津市、多気郡多気町など
（2023年8月1日時点）

紺屋　仁

江戸時代、庶民の間では藍に染められた木綿が「粋である」として流行し、町全体が、美しい藍一色だったという。

その美しい染料は、日本独自の技法で製作され、現代に引き継がれている。

三重県松阪市の「紺屋　仁」は、藍の栽培、すくも作り、染色、販売までを一貫して行っている藍染農家だ。

「紺屋」とは、藍染を専門にする、藍染屋を指す言葉です。

本建て正藍染と呼ばれる伝統的な染めの技法にこだわり、高品質の藍を栽培し続けることは、決して容易ではない。そんな紺屋　仁が語る、藍にかける想いとは。